「上がり」と「断ち切り」
婦人服パターンは、上がり線なのに、紳士服は、なぜに断ち切り線があるのか。
さすがに、上がり線・断ち切り線は、服飾辞典に載っていませんでした。
婦人服のパターンは、全てが上がり線なんですよね。
紳士服パターンの場合は、
(上がり線)ゴージ・ラペル・フロント・裾・背中央・ミツ・ダーツ・袖口・胸箱、となるのでしょうか。
(断ち切り線)肩・脇・アームホール・袖前後・横ポケット、くらいですか。
紳士服の場合、0.75cmの縫い代を含む、断ち切り線が、何故あるのか・・・
0.75cmの縫い代は、精密な仕事ができる寸法だと思います。
脇線・肩線・袖後ろ線には、2.5cm位の、縫い代がつけられます。
考えられた、精密な製図だと思います。
縫製過程で、先人の知恵が偉かったことが、わかると思います。
先人の恩恵で、好い服をつくることができます。
あまり説明にはなっていませんが、意味を考えることは、好い事だと思います。