強くて優しい心は、誰もが持っています。

何事も、強いものがあってこそ、何かを守る事が出来ると思います。
 しかし、人間が強くなる事は、とても難しい事です。誰もが強い訳では、ありません。私の身体は、ボロボロですが、強い意志があります。誰もが強いものがあるから、何かを守って生きています。
 以前の私は「職人を守りたい、取引先を守りたい、お客様の心を守りたい、現場で働く皆を守りたい!」と思い行動しました。組織の一員だったからです。「大反れた事をするな」と言われました。
 一職人が、大きな組織に勝てるわけがありません。大きな組織も、守るものが、あるからです。私も、組織の傘の中で守られる人間の一人でした。「誰から給料もらってるんだ!」と言われました。
 守るために戦う時は、何かを犠牲にします。「いつでも首を切ってください」と、何度か言った事もあります。 でも、今も定年嘱託社員としてお勤めしています。
 私は、会社が大好きです。人事の人に「何が、そんなに大好きなのですか?」と聞かれた事があります。「一言で語れません。」「会社の歴史・文化・建物・人情、仲間、そして、心斎橋のお客様です!」こんなに、素晴らしい環境はありません。

 私は、一人ひとりが生き生きと、仕事に従事する事で、皆が守り守られ、強い組織が創り出せる思っています。
 しかし、何の成果も出せず、今は、組織から一歩引いた立場で、一嘱託社員としてお勤めしています。
 「大反れた事言うな!」・・・時が経てば、一人ひとりが生き生きと、仕事に従事する事の出来る環境が、誕生すると信じています。
 組織VS組織の、数字管理では、叶わぬ事は確かです。