ひどい、ご指摘です。

22日を目前にして、挨拶文も出来ました。私の受け持ち時間は、30分です。しかし、挨拶に何分・・・説明に何分・・・30分は、すぐに無くなります。

この、挨拶文もプリントしてお配りします。文中のポイントだけ申し上げ、当日は秘策を講じます。

私の想いは、技能検定奨励推進の方向性を、紳士注文服業界の皆様の支持を得、ご協力いただく事です。


支持を得るには、あまりにも短すぎる時間です。ならば、私の子守唄的説明は避け、前向きな若者の提案に、私の時間は譲りたいと思います。

その、若者は誰なのか・・・当日まで秘密です。

以下は、当日用に考えた文章です。子守唄の挨拶文でしょうか?ひどいご指摘です。

諸先生・諸先輩の皆様、これから紳士注文服業界をしょって立つ皆々様、本日は、平日でお忙しい中、ご参加いただきありがとうございます。安積・全服連理事長様には、お忙しい中を、東京よりお越しいただきました。本当にありがとうございます。昨年、11月の技能検定説明会より、安積理事長とのメール交換の中で、「若い皆さんと、直接話がしたい!」とのご要望から、本日の会が催される事となりました。本会を迎えるに当たり、大服・尾井理事長はじめ組合の先生方には、大変お世話になりました。 本日も、全洋技連・大村会長はじめ技能士会の皆様、各会の先生方、BS通信武田社長、お力添え頂きありがとうございます。本日、安積・全服連理事長は、「社内検定」を、光り輝く資格にするとして、全服連の先生方の一任を受けて、臨んでいます。安積理事長の試み「社内検定制度」は、これからの紳士注文服業界に、実用的な資格として活かせるならば、一業界人として、大いに賛成いたします。

しかし、実用的な資格(社内検定)を持って、国家の証である技能検定は、存続の努力なしに諦めるのでしょうか。

私は、技能検定(国家資格)の重要性から、若い世代には、絶対残してあげたいと願って行動してきました。

厚労省に突きつけられた、技能検定試験・実施条件に「負けないでください。」「諦めないでください。」「総務省厚労省の、技能検定職種統廃合の、判断条件(人数枠)には、ものづくり日本として、大きな矛盾があります。」「技能検定存続の為に、あらゆる手段を講じて下さい。」と、心からお願いを申しあげます。皆様からも、アンケートのお答やご意見をいただきました。皆様からのお声も同じく、技能検定復帰と、検定資格の、充実を望んでいるように思います。詳しい内容は、お手元の資料に記載しています。皆様のお声も、全服連の先生方のお力添えがない限り、何一つ前には、進みません。私のような、一技術団体会長の立場では、無力に等しく、太刀打ち出来ませんでした。

皆様のお声を集め、全服連の先生方へ、お願い致します。首の皮一枚残っている、技能検定・紳士注文服製造職種・試験復帰の為の手段を講じて下さい。紳士注文服業界の皆様のお声が一つになって、初めて技能検定復帰へのスタートが出来ます。これまでに調べた、職業能力開発推進法や、技能検定・職種統廃合・有識者検討会・議事録などで、出来うると考えられる手段は、次の4点です。①職種統廃合のスケジュールである、最終試験実施ではなく、技能検定存続の条件である、受験申請者40人(3年ごとの実施)の条件クリアーを、全国の紳士注文服業界の皆様に呼びかけて下さい。一級技能検定試験だけでなく、二級技能検定試験の参加を、広く呼びかけて下さい。②技能検定有資格者の意義を明確化し、将来ある若い技術者に広く参加の呼びかけと、紳士注文服業界の技能検定、奨励推進をお願い致します。③厚労省が行っている職種統廃合の矛盾を、他業種の皆様に呼びかけて下さい。④他業種の皆様への働きかけで、少人数職種の統廃合は、日本の、「ものづくり」文化を担っている、職種減少となっている事を、世論に訴えて下さい。時代に合った「サービス業」と、過去・現在・未来をつなぐ「ものづくり・人づくり」職種の区別は、絶対に必要です。職種統廃合・人数枠判断の改めを、国へ強く働きかけて下さい。

私が、ご相談した、大技連・夏目会長からは、「まず、紳士注文服業界の方針が、一つになる事です。」「それから、出来る協力もあるでしょう!」と、期待を持って応援の、お言葉も頂戴しました。紳士注文服に携わる、私達世代の若い頃は、どこの地域にもテーラーが店を構えていました。職人には、仕事が行き届いていました。紳士注文服業界には、勢いがありました。しかし、今は、海外ブランドや流れ作業の製品に、追い詰められ、紳士注文服業界には、元気がありません。このままでは、職人として生きてゆける環境でもありません。今こそ紳士注文服業界には、具体的に何を成すべきか、明確な判断の出来るリーダーシップが、求められています。
他業種でも、今はパソコンが絵を描き、物をつくる時代です。若い世代から、技能検定の価値を見いだせないとの声があると、お聞きしました。マシンに頼る「ものづくり」ではなく、基礎から学ぶ技能を習得し、マシンを操る人の手があってこそ「メイド・イン・ジャパン」の、「ものづくり」だろうと思うのです。アンケートからも、技能検定(国家資格)には、大きな期待が寄せられています。一方、「職人と言う仕事が、確立されてないように感じて不安です。」との、ご意見も頂きました。これからの紳士注文服業界の担い手である後継者の皆さんが、思う存分力の発揮できる環境とは、ものづくり日本が、世界と競える環境づくりです。国家資格は、絶対に必要です。全服連・安積理事長はじめ、紳士注文服業界の先生方のお知恵とご協力で、技能検定試験復帰の為の手段を講じて頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。