「名称独占資格」(国家資格)私は、これで良いと思うのですが・・・

18日は、アンケートをいただく最終日でした。

FAXやメールやお手紙、10通いただきました。

お忙しい中、ご協力をいただいた皆様、ありがとうございました


名称独占資格」(国家資格)本当に、中途半端に感じますが、勉強してゆくと、私は、これで良いと思うのですが・・・

 技能検定(国家資格)についても、勉強しました。「職業独占資格」特定の業務に際して、特定の資格を取得しているものだけが従事でき、資格がなければ、その業務を行う事が禁止されている資格。代表的な資格に公認会計士・弁護士・税理士・医師などです。「名称独占資格」資格取得以外の者がその資格の呼称を利用することが法令で禁止されている資格です。業務独占資格と違って独占するのは“名称のみ”になりますので、資格を持っていなくても有資格者と同様の行為を行う事は出来ます。介護福祉士・栄養士や、技能士が含まれます。「必置資格」特定の事業を行う場合に、その事業所などに決められた資格保持者を必ず置かなければならない。保育士・旅行業務取扱管理者・宅地建物取引主任者などがあります。

 私は、我々が取得している「技能士」の名称独占型の中途半端な国家資格を、国は、何故つくったのだろうと、考えました。医師・弁護士のように「職業独占」資格がなければ、その業務を行う事が禁止されている資格、どの職種にも一つの目的として国家資格が存在するならば・・・と考えました。しかし、全ての職種に国家資格の取得が義務付けられたら・・・と、考えると、新たに生じる問題も見えてきます。

名称独占資格」、国は条件範囲を名称だけにして、各職種業界と有資格者に、資格条件を任せる方法をとったのではないかと思いました。試験内容難度を上げ、取得価値を高めるも良し、業界内の有資格者の優遇処置をとるも良し、消費者への信用を得る手段として、国家資格の活かし方は、各職種業界に任されていると思うのです。個人としても、向上心や誇りを持って仕事に励む事は、有識者ならではの、アイディンティティ―だと思うのです。

 「技能士を取得しても、意味を成さない」、資格があっても豊かにならないと、職人仲間が、よく口にする言葉です。「資格より、実力だ!」、資格を振りかざすより、良い仕事とは、商工共に聞こえる言葉です。

国家資格は、肩書きにすぎない。技能士名称は、単なる無駄の長物で不必要な物なのでしょうか。もう古い過去の資格なのでしょうか。

 若い人に「何故、技能検定試験に挑戦するのですか?」と問えば、「検定試験があるから」「肩書きになるから」と答えるでしょう。私も、20歳代に技能検定に挑戦したのは、「資格があっても、邪魔にはならないよ」と、勧めて頂きました。国家資格に、実用的な意味付けより、むしろ、有資格者としての重みに意味があったと思うのです。職種業界として個人の想いとして、技能検定(国家資格)の意味付けは、十分叶っていたと考えます。これまでの反省を基に、将来を担う若い世代が、技能検定を消費者の信用の証として、商工共に、豊かになる手段として、どのように活かす事が出来るかに、懸かっていると思います。

この役目は、技能検定(国家資格)が、十分に成せる業だと考えます。