「もう、よろしいわ」が、一番怖いのでは・・・


紳士服製造一級技能検定が、廃止されます。若い技術者が検定試験に参加したくても人数枠をつくられ、我々の業種は省かれます。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/ginoukentei/dl/h25kentei_kyushi.pdf

平成25年度 技能検定 休止職種(作業)一覧を見てみると、1・2級検定だけで70職種も休止だという事です。(各業種は、機能しているのでしょうか)(それこそ、税金の無駄使いでは・・・)

人数枠を厳しく言う根拠は、「国にはお金がないから」「・・・」若者の向上心を殺ぐ理由が、厚労省の考えがあまりも情けない。

そんな中で、114職種から一年間で128職種と、14職種も増えています。技能検定合格者は359万人から547万人と1年間で188万人も増えました。

若者も技術者も少なくなる時代に、凄い数字です。(説明会で示された数字です)(正確だと思います)

調べていくうちに、頭が・・・めまいが・・・

厚労省の凄い働きを、数字で示しているのでしょうか。

「技能検定は、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業能力開発促進法に基づき実施されています。技能検定は昭和34年に実施されて以来、年々内容の充実を図り、平成25年4月現在114職種について実施されています。技能検定の合格者は平成23年度までに359万人を超え、確かな技能の証として各職種において高く評価されています。」(能力開発協会ホームページより)

私には、「年々内容の充実を図り、技能の証として各業種において高く評価されています。」とは、思えません。

良いじゃないですか! 若い技術者が「一級試験受けたい!」そんな業種は、素晴らしいと思います。

25年の休止は、70職種もあるのですが「一級受けたい!」と、どれだけの職種が声を挙げるでしょうか。

「はいはい、うちは止めときまっさ」「もう、検定試験は、よろしいわ!」と、ならぬ事を心配いたします。

どんな業種からも聞こえる言葉です。「後継者育成には、お金と時間がかかります」

「若者に、お金かけずに、何にかけるねん!」「国の支えは、若者じゃろが!」「わしゃ、諦めんで!」(大阪のおっさんで、ごめんなさい)