点と線(ちょっと、話題としては、難しいかも?)

THE STAR super200,s & Vicuna   

数年前の、100万円福袋スーツ。

端玉ホシ飾や重ねボタンのデザインは、100万円スーツといっても、福袋的な遊び心のあるご要望でした。

[

数年経っても、素材が素材だけに、トロットロの触り心地です。



今度のお直しは、

1.5cmの3号パットから、0,5cmの5号パットに薄くして、肩巾・前巾・背巾・も1cm取り、スマートにしたいそうです。

カッターからの指示は、黒線で寸法の指定があるのですが、私は、赤線に直し、線の繋がりとともに、完成のシルエットを考えます。



袖巾は、1cmの指示がありますが、側縫いですから、山袖・下袖の線が繋がらないので、0・8cmに修正します。



カッターからの指示は、寸法の点と考え、繋がり線とシルエットラインは、縫製者が考えます。

パットを薄くして、肩入れが終わりました。ダキの線の繋がりも、赤線に変更することで、つくられます。

肩巾・前巾・背巾も狭くしますが、線の繋がりが難しいです。


出来ることなら、お直し寸法をキープした上で、良い形にしたいです。(当たり前でしたね)(でも、難しいのですよ)

バックのシルエットも、なんとか出来ました。袖巾も0・8cm狭くしたので、山袖巾が思っている以上に狭くなり、袖の形を作るのが難しいです。



これで、明日は、マトメを終えて、仕上げ完成です。(^−^)



これは、御堂筋正面玄関(大丸)です。

大好きな場所です。



「お買い上げありがとうございます」

「明日の、ご来店お待ち申し上げます」