魅力の技術者誕生の、夢をみて!
久しぶりに、マイスターファクトリー教室の話題です。
生徒の皆さんの熱心さは、変わりません。真剣です。真面目です。
それぞれに、やっている工程が違うのです。自分が納得できるまで、やり直します。
何着も縫い上げた人から、昨年初めて針を持った人までそれぞれですが、真剣・真面目ですから、良いジャケットになりそうです。
口野君は、ハ刺しまで進みました。口野君は、昨年初めて針を持った一人です。
私の縫製指導は、人間性を出してほしいと思っています。一人縫い縫製は、個性が出ますから、教室では、思う存分縫製を楽しんでほしいです。
「口野君が、縫ってくれた!」と、喜んでもらえる服づくりをしてほしいです。
口野君が縫っているジャケットは、関塚君がモデルです。フットサルの口野君が縫うジャケットです。気に入ってくれるでしょうか?
気に入ると思います。関塚君も、フットサルですから・・・(内輪話的になってきましたが、お互いフットサルの趣味があると言う事でした)
今の若者は、生活を謳歌しながら、好きな勉強をしています。魅力的な技術者が誕生しそうで楽しみです。
私が縫っているジャケットは、袖が付きました。
今日は、袖ミシン・袖トジの授業でした。
前身・背・衿・袖、それぞれのパーツが、一つになる事でジャケットの形になります。芯据えが上手くいった。フロント・ラペルも綺麗だ。肩が上手く入った。衿も上手く付いた・・・。
途中過程で上手くいっても、綺麗に見えても、最後の袖付け、そしてシツケ糸を抜いた後、本当に地の目が正しく活きてこそ、着やすく綺麗なシルエットのジャケットが、形づくられます。
今日の授業は、「締める」「締める」の連続でした。決して締めるのではなく、伸ばさない作業が「締める」を意識する作業なのです。
言いかえるなら、伸ばさないと意識しても、伸ばしてしまうから、平面の形になってしまうのです。
着やすい服の仕立て方・・・「締める」服づくりです。それが、立体縫製です。