形づくる人

http://www.youtube.com/watch?v=6daz-LYp-MU



http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002uvxu.html



2月22日〜25日まで、技能グランプリが、幕張メッセで開催されます。



大阪からも、選手の皆さんが、昨夜23時の夜行バスで、または、早朝の新幹線で、日ごろの熟練技を競うために、千葉・幕張メッセへ向かいました。



また、大阪の審査員であるお2人の先生方は、昨日21日から、競技会場へ出向いています。

審査の仕事は勿論ですが、机・ミシン・アイロン・人台・・・設置するのは、専門家の指示がないと、当日、競技進行に不都合が起こりかねません。

万全の準備で臨んでも、アイロンやミシンの調子が悪かったり、机のトゲが刺さったり、競技前の段取りは、大変なご苦労です。



昨日、大阪から出場される選手の皆さんに、激励のメールを送りました。



返信 「日々の集大成してきます」「本気モードでやりまっさ!」「とにかく頑張ってきます」



選手の皆さんの緊張が、これからの数日、私の血流を騒がせます。





私が、初めて挑んだ、1996年、こんな専門誌がありました。






そして、頑張った選手には、こんなご褒美もありました。







この、専門誌は、今はもうありません。



今も、技能グランプリの結果は、業界新聞に掲載されますが、一般に、匠技の競技会が大きく採り上げ知られることは、ありません。



服飾誌やファッション誌、沢山の服飾評論家もいますが、装いに興味はあっても、本物の匠技に深く興味を持っていただけないのは、本物の業界ではないと思います。



商売あっての「ものづくり」ですから、技能士の愚痴でしかありませんが・・・





頑張る皆さんを応援し、スポットライトを当てるのも、服飾界の大きな役目ではないでしょうか?



形づくる人達があってこそ、魅力的に装えるのですから・・・





今年の、紳士服仕立て職種参加者は、6人となりました。参加選手が6人以下になると、技能グランプリから紳士服部門はなくなります。



一人縫いの、紳士服仕立て職種を、守り続けたいです。