「柿の木坂♬」
「柿の木坂は〜♬ 駅まで三里〜♬ 思いだ〜すなぁ〜♬ あのころ〜のよぉ〜♬」
上六の地下からエスカレーターで地上へ出るると、ビルの合間から見える空は良い天気でした。(中国大気汚染PM2.5が、気になりますが・・・)
教室の時間までは少し早かったので、上六交差点をグルッと一周見渡しました。
毎週見ている風景ですが、「ムムッ!」
横断歩道の向こうに、今まで気づかなかった色がありました。
2月になっても、沢山の実をつけているのは、悲しい景色です。
柿の木は、実を食べられてこそ、幸せなのです。人の口に入らないときは、喜んで野鳥が食すのです。
野鳥も昆虫も、都会では住めない環境になりつつあるのかなぁと、悲しくなりました。
街は整備され、綺麗になりますが、鳥・昆虫・微生物・・・小さい生き物と一緒に暮らせる、人間社会であってほしいと思います。
強いものだけが生きる環境なんて、ありません。
私は、09.11 03.11を忘れません。
私 「交差点で珍しいもの、見つけました。」「木の実がついていました。」
生徒さん 「・・・」(皆さんも、気付いていませんでした)
柿の実の存在を知ると、
生徒さん「渋柿だろうか?甘柿だろうか?」「渋柿だったら、皮をむいて干し柿にしようか!」と、話が弾みました。
若い生徒さん達にも「柿の木坂♬」の、DNAは、生きていると思いました。
若い人たちが、強くて優しい社会環境をつくってくれると思いました。