日本人の心は、忘れたくありません。

明けましておめでとうございます。



私の元旦は、状差しから分厚い新聞を抜き、しばらくすると年賀状が届く。



あぁぁ・・・、今年の始まりです。



家族が健康で、新春を迎える事が出来ました。



それだけで、心から幸せです。



今日は、外出はしません。



初詣も車で行くと、渋滞していて駐車場にたどり着くまでに時間が必要です。





明日から、お店も9時から20時まで営業です。今日は、身体をゆっくり休めたいと思います。

私は、11時から20時までが、仕事です。



そんな訳で・・・、九州長崎の故郷から送ってきた、お餅を焼いて・・・





出世魚の鰤が入った、すましのお雑煮です。故郷の味です。





なます・・・、日本人で幸せです。







お屠蘇・・・では無くて、お酒です。

お屠蘇って、漢方薬屠蘇散を袋に入れて酒に浸したお酒だそうです。







家族みんなで、今年一年の健康を願って乾杯をしました。







少し勉強してみました。

「お節料理」

 1年を竹の節のように区切り、ふだんと異なった日を設けたのが盆であり正月です。中国の唐の時代にはこれを節(せち)と呼び、日本でもこれに習って節日の会食のことを「節食」(せちえ)、節食の食べ物を「お節」といいました。正月料理のことを「お節料理」というのも、ここから来ています。

 「蒲鉾」(かまぼこ) 「伊達巻」(だてまき) 「金団」(きんとん) 「黒豆」(くろまめ) 「数の子」(かずのこ) 「蛸」(たこ) 「田作り」(ごまめの別名) 「玉子焼き」(たまごやき) 「鰤」(ぶり) 「鯛」(たい) 「海老」(えび) 「蛤」(はまぐり) 「昆布巻」(こぶまき) 「白なます」 「菊花蕪」(きっかかぶ) 「酢蓮根」(すれんこん) 「人参」(にんじん) 「牛蒡」(ごぼう) 「筍」(たけのこ) 「里芋」(さといも) 「百合根」(ゆりね) 「蒟蒻」(こんにゃく) 「湯葉」(ゆば) 「椎茸」(しいたけ)

 材料には、煮たり焼いたり和えたりした「海の幸」「山の幸」「野の幸」が、縁起にちなんで使われています。

 海の幸としては、「よろこぶ」にかける昆布が、昆布巻きや結び昆布にして屠蘇肴に使われます。数の子は子孫繁栄の願いを込めて食べられ、鯛は「めでたい」にちなんだもの。海老は床飾りにも伊勢海老を用いて、ひげを長く腰の曲がるまで元気であれと長寿への祈りを込めたもので、形のまま煮る具足煮や鬼がら焼きにして用います。田作り(ごまめ)は、田の肥料に使うほどたくさん取れたところから、豊作への願いを込めた祝儀肴です。

 山の幸の栗は、勝栗として保存されたものが使われました。勝栗、のし、昆布の三肴は、出陣のときの縁起をかついで用いられたものです。干し柿は「嘉来」(かき)として、喜びに通じるために使われるようになったものです。

 野の幸は野菜類のことで、大根、牛蒡、里芋、八つ頭、黒豆などで、秋の収穫物をそれぞれ意味を持てせて使われました。

 これらお節に使われる箸紙にも、「海」「山」と書いて縁起をかつぎました。

 以上のように、季節の変わり目である「節」に、神に供える食べ物を皆で分かち合うことに意義があるのです。



 三越・日本を楽しむ年中行事(かんき出版) より引用させて頂きました。

 





 素晴らしい「和」の文化です。



 日本人の心は、忘れたくありません。