人体服と技能グランプリー

http://blogs.yahoo.co.jp/arutizan2010/10650234.html





私にとっては、どの服も、縫製は、難しかった。

でも、基本を身につけていると、思っているので、自分で解決できた。

40数年間の、技術の積み重ねは、良き師匠・良き先輩・良き環境のお陰で、洋服職人を、続ける事が出来ました。

お客様の、ジャケットは、着用が目的ですから、着栄えするよう「締めコロして」立体的に、製作しています。

出来る事ならば、穴も、カンヌキも、マトメも・・・

でも、もう出来ません。

老眼が必要になると、穴も、マトメも、汚くなりました。

でも、形は立体に製作する、自信があります。

着やすく、栄える服にする、自信があります。

だから、私は若い人に、伝えています。

日本の職人さんは、素晴らしい!と、私は、思います。

でも、日本の職人さんは、自分で自分を褒めない。自慢もしない。(上手い人ほど)

私は、自分の欠点も良い所も、主張して、お客様に判断してもらいたいと思っています。

その、主張と基本づくりが、コンクールであり、グランプリの人体服の製作と参加する事でした。

お客様の要望にお応えする、技能を身につける事が出来たのは、動かない人体に、吸いつくようにフィットさせる、技能を身につける努力があったからだと、思っています。

動かない人体服は意味が無いと、批判される人もおりますし、外国からも評価はされないと思います。

人体服の修業の場である、技能グランプリーの洋服部門の参加者が、減少しています。(来年2月、幕張メッセで行われます)

コンクールがあり、グランプリーがあることは、技能にとって素晴らしい環境です。

今後、技能グランプリーに参加した経験も、お伝えしたいと思います。

来年2月の技能グランプリーに、参加される選手の皆さんへの、心からの応援と、お世話をされる関係者の皆様への、感謝を込めて、これからも、ブログに綴りたと思っています。

最高の技能グランプリーが、行われますよう願っています。