Mモデルさん、好いジャケットに仕立てますよ!
今日は、2回目の勉強会でした。
今日は、「仕立て屋入門」のMさんが、教室の最寄駅から鞄を持っていただきました。
4月に教室を担当していただいたので、心強いMさんです。
教室では、生徒さん達がお待ちかねでした。
今日の、授業内容は、先週からの続きで「仮縫い」ですから、難しい作業はありません。
ブログでは、写真が撮れていないので、作業工程のご紹介が出来ません。
動画を撮っているので、何か工夫をしたいと思います。
今日の、教室で一枚の写真です。
来週、きちんと「着せつけ」していただきますので、今日は、ごめんなさい。
「素材」
一本の糸から織られる素材の特徴を知ることは、素材を活かす仕事ができます。
羊毛は、生き物です。
湿気で伸び、熱で縮むのは、羊毛が生きているからです。
新しい生地ほど、伸縮が激しいジャジャ馬です。
生地を慣らすために、何度も蒸気と熱で伸縮を繰り返し地の目を整えます。
地の目を整え終わって、半日寝かすことで、生地に素直な仕事ができるのです。
この「手間」は、工程にない大切な仕事です。
この「手間」省き、綺麗に仕上げる方法もあります。
質の良い接着芯を貼るのです。
ただし、どんなに好い接着芯でも、生地の特徴は死にます。
綺麗に見せる商品か、生地を活かした商品にするか選ぶのは、製作者です。
製作者は、いろんな想いで、製品をつくります。
製品が、商売の道具になっているのも事実です。
一年間に100万トンの衣類が処分されているそうです。
巷に溢れる衣類が、人に愛される前に処分される運命を悲しく思うのは、意味のないことでしょうか。
これからも、心を込めて、仕事に励みます。
それが、唯一、私にできる社会貢献ですから・・・