命、教えられました。

私、大きな怪我は初めてでした。(一般の人は大きな怪我とは思わないでしょう。)
私の、左足が成長するとは思えませんでした。(力の入らない足ですから。)
えらい事になったと、思いました。

一週間も過ぎると、膝の怪我はジッとしていれば、痛まなくなりました。
「もう、つながったんでしょうか?」「それとも、つながるのでしょうか?」


医師の指示通り、ただひたすら一週間安静にしていました。
「状態が悪いです。」「なんて、言われたら・・・」(T_T)

病院には、予約時間の30分前に着きました。

そして、「レントゲンを撮ります。」
技師「上を向いて寝てください」「足を左に向けてください」「うつむいて寝てください」(その度に、膝はズキッ)(安静にしなさいって、言ってたんちゃうんと、思いながら・・・)

30分後、レントゲン写真を見ながら、医師の診断は下りました。
医師「つながってる、つながってる。」
私「ありがとうございました!」(ホッ)
医師「まだ早い。ここまで順調ということです。」「まだ、一週間は安静です。」
私「つなげたい一心の、一週間でしたから、今後も安静にします。」
医師「来週はギブスをカットします。」「でも、また巻きます。」
(今のギブスは、石膏では無いのです。タイツのようなものを穿き、その上に濡らした包帯を巻いていきます。暫らくすると、温かくなり、カチカチのギブスになります。)

まずは、安堵の診断をいただいたのです。 ・・・が、

力の入らない足の骨が「つながるのだろうか?」との不安は、今も消えません。
「元のように歩けるだろうか?」不安は、今も消えません。

腿から踵まで、固定されるギブスの辛さは初体験でした。
「どうやって、この段を登るの?」「どうやって、床に座るの」「どうやって、トイレ・・・」「どうやって、風呂に入るの?」「どうやって・・・」
一週間の「安静」を守るための葛藤でした。(転んだら終わりですから)

昨日は、一週間ぶりの外出でした。
玄関先のグミの木から、芽が出ていました。

桜の枝の、蕾が大きくなっていました。

デンドルビュームも

植物の病気は、薬剤が必要だけど、
「ほったらかしでも、芽が出て花が咲くもんなぁ」「怪我もそう言うことかなぁ」「骨がつながるのは治癒力、薬はいらないのかぁ」と、自問自答するのでした。

沢山の人に迷惑をおかけして、無駄に費やす時間と思っていても、骨の細胞はしっかり活動している必要な時間なのかなと、植物に教えられたような気がしています。

医師「元のように歩けるようになります。なってもらわな困る」と、言っていただいた、頼もしい先生を信じて指示を守り、「元のようになります!」気を抜かず頑張ります。