素材の特性を活かしてこそ、服の形は無理なく維持されます。

台芯について考えます。②
台芯の素材は、ウール・綿・麻・化繊・バス(馬の尻尾)の特長をブレンドして、各々の毛芯は織られている。
台芯になる毛芯、先ず縦横ウール100パーセントの毛芯には張りがあり、私の台芯づくりには欠かせない。デメリットは少し重くなること。縦糸が綿糸なるとウール100パーセントに比べ軽くなる。デメリットは縦の張りが少なくなる為仕事は少し難しくなる。天然素材は水につけ縮める事を忘れない。化学繊維素材は張りがあり軽いメリットはあるが、私は台芯に使わない。

何年前になるだろうか。オーダーフェアーの催し会場で、お客様の前で芯づくりの作業をした事がある。作業台の前には椅子を置き、見ていただく設備がしてあった。
そこに親子連れが座り、早速、お母さんからの質問(芯づくりを覗き込み)「余り布を張り合わせているのですか?」
私は「毛芯・バス・スレキ各々に特長があり、服の中から支える芯を作っています」
作業が珍しいのか暫く座り眺めていた。

台芯づくりに時間を掛けても、お客様の目には見えない・・・

裏方である「台芯づくり」に、講習会では力を込めてアピールします。

参加者募集中です!

9月6日  (定員)実習参加者25名    通信参加者5名

現在当日参加者 6名     通信 1名 の申し込み済です。

一緒に動く芯の意味を考えてみませんか?

お待ちしております。

cocoro.09.11@hb.tp1.jp