youtyuui !!
台芯について考えます。 〓
味のある服・・・
味のある顔・・・
スルメのように噛めば噛むほど味わいのある服、スルメを服に例えるのは難しいが、私はその様な服を縫い上げたいです。
味のある顔も大人の顔をイメージします。
若い人はフレッシュ!が気持ちよいです。
しかし服に拘る若い人は、味のある服を求めている向きもあります。
イタリー仕立ての服には味がある・・・
バルカや雨降り袖、柔らかな仕立てのピリピリも、味の内でしょうね。
私の服に対する味は、着込むことで体に馴染み、程よいシワやピリがある。
つまり、オーダーした新品は、体に合ってシャキーンと仕上がっているのが良い服だと思っています。
同然、固くても柔らかくても重くても軽くても、お客様の希望に叶った仕上がりは、これこそオーダーの醍醐味でしょうね。
私は表素材に合った、副素材と仕立てを、お客様に提供したいです。
まづ、お客様がお選びになるのは、生地とデザイン・・・ならば、表生地に合った附属を選び、表生地を活かす仕立てをしたいです。
当たり前の様ですが、一番難しい事なのです。
固い生地の台芯は、表生地を支えるためにより固く、柔らかい生地はクタクタにならないように、固い台芯を使います。
表生地を活かす台芯選び・・・活かす仕立ては難しいです。
噛めば噛むほど味わいのあるスルメの様な仕立てを私は目指しますが、お客様は「スルメの様な仕立てをお願いします」とは注文しないでください。
要注意!! 洋服の業界では、ラペルやフロントがペラペラで最悪の仕立てを「スルメの様な」と表現します。
9月6日の講習会では、表生地に合った台芯を使い、未完成作品を発表します。
9月6日講習会でお待ちしております。