表現は難しいのです。
業界用語
私の勤める百貨店では、挨拶は「おはようございます!」お昼に会っても「おはようございます!」。
食事に行くときは「玉(ギョク)に行って来ます!」、お手洗いは「サンサン行って来ます!」、きっと、お客様に食事とかトイレとかの発言は控えたいのでエチケットから生まれた業界用語なのでしょうね。
洋服職人の業界にも一般には通じない用語が多々あります。
今回製作したDVDに、縫製作業の説明言葉が変だと、妻は言うのです。
たとえば、フロントスレキを「横へ追い出す」事を「逃がす」と言います。この言葉が変ならば「シメル」「コロス」「タタク」職人用語をどの様に表現しましょうか。
若い技術者に私の表現が理解出来るのか、妻の何気ない指摘に、いまさら工夫があるのか迷う洋服職人でした。