8月に夏期講習会への想い

大阪洋服同志会は90数年の歴史のある技術団体です。
夏期講習会は100回以上行われています。
夏期講習会以外にも月例会で技術の勉強を重ねています。
これが「ものづくり日本」を支えてきた実証なんですよね。

連方さんの「2位ではダメか?」発言は、大変意味のある重い言葉でした。

「ものづくり」を経験していない人の発想は、想定外もありえるし責任逃れも一つの生き方なのです。   2位発想は「ものづくり」では、逃げでしかありません。

日本社会では「ものづくり」の思想は消えました。

今の日本の現状も賢い人間の知恵と力で復興すると信じていますが、目に見えない「命」は黙って消えていきます。

お医者様・先生様・政治家様は、私の幼い頃(50年前)ステージが高かったように思います。

プライベートは別にして、ステージの高い議論・行動をして頂かないと「ものづくり日本」は立つ手がありません。

私は「ものの価値観」を変えたい、ものに命が宿る「ものづくり社会」をアピールします。

尊い「もの」の命は黙って消えて行きます。

私たち大阪洋服同志会も会員さんは30名を切りました。そして会員さんの高齢化は会の存続も、黙って消える命の一つとなるでしょう。 

8月の夏期講習会は、「手を動かして初めて分かる」ものづくりを体感していただきます。知恵と経験をご披露したいと思います。

そして何よりも大切な、消費者の「心」へ「ものづくりの心」をアピールします。

お互いに「ものには命が宿る」大切にする心を、共有したいと思います。

私に出来る精一杯を頑張ります。

「ものづくり」の心を消さないために・・・