諦めません!

 本日(23日)は、月例会でした。
 9月の実技では、紳士パンツの仕上がりとなります。

  実習の成果が、伝える立場としても気になります。

  「高望は、諦めに通じる」と、私は思っています。諦めないで自分の目標を持っている限り、必ず叶うと信じています。

 私自身も、会長としての在任期間の目標がありました。三つのテーマ「技術重視・コミュニケーション・後継者育成」は、大変重い内容だった事が、現在ひしひしと感じております。成果が問われる時期となりました。      「高望は、諦めに通じる」自分自身にも、言い聞かせようと思います。

 同志会月例会では、ガラパゴス技能をお伝えしています。クセ取り・テング・前立て・ポケット作り・腰裏・シック・・・、どれをとってもガラパゴスです。クセ取り・・・「ストレッチ生地がありますよ!」 腰裏・・・「出来合いがありますよ!」・・・そうなのです。

 商品価値は、ポケットのデザインや装飾の手間が、価値を生むのです。ガラパゴス技能は、現代に通用しないのです。

 今日は、こんなお話を伺いました。若い生徒が、「ゴム入りのスカート以外は、穿いた事ない」と言うのだそうです。「私達は、サイズのある帯付きスカートを穿きますよ」(婦人服講師)と、おっしゃられていました。

 紳士パンツも、ゴム入りは、ありませんが、アジャスター付きのパンツがあります。

 こんな話もありました。「高いのだから、長持ちする」と、消費者が思っているので、「素材に、加工をする」のだそうです。「長持ちするけれど、素材の持ち味が消える」のだそうです。

 そして、こんな話もありました。商品の手間暇を考えたら「値段を高くしたい!」と、意見を述べたそうですが、「お客様が納得しない」と、言われたそうです。

 以前、言われた事があります。「売れる服が、良い服だ!」

 永遠のテーマでしょうか。

 ガラパゴス職人は、「つくりたい服を、つくる」のが、人生最後の夢です。

 古い写真ですが・・・
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ガラパゴス職人諦めません! 月例会も、諦めません!




第六回 大阪洋服同志会8月度月例会  

平成27年8月23日(日) 大阪洋服会館 4階 会議室

(一部) am10:00〜pm1:00  (実習) 質疑応答

(二部) pm2:00〜pm5:00  (実技)テーマ「尻縫い目処理・チャック処理」 

参加料  同志会会員・無料  一般(一部)1.000円 (二部)500円  



暑中お見舞い申し上げます。今年の暑さは、大変厳しく感じました。しかし、皆様と一緒に暑さに負けない熱い想いで、前半戦を乗り切れたと思っております。後半戦は、結果を出す期間に入ります。高望みは、諦めに通じます。夢と目標、そして今日の目的を整理する事で、日々の行動に繋がります。11月には、日々の努力が結果として形に表れます。その形を素直に認める事が、明日への希望へと繋がります。

実技は、スケジュール通りに進行しています。しかし、実習は思い通りに進まないのが、実感ではないでしょうか。大阪洋服同志会月例会としての実技は、他では見られない技能をお伝えし、自分の努力で形にする事を、第一の目標としています。実力を付けるのが、実習・実技の目的です。11月は、一つの区切りとなりますが、一年間の成功と失敗の経験は、大きな財産となり、そのまま積み重ねる事で、独自のものづくりへと成長される事を願っています。11月の区切りで終わりとならぬよう、テキスト製作も進行中です。それぞれの知恵を出し合って、大きな成果を掴みましょう! 9月の実技で、紳士パンツの完成を予定しております。 

どうか最後まで、熱い想いのお付き合いを、よろしくお願い致します。



(お知らせ)10月には、久しぶりに、高田浩司講師のお時間を頂きました。採寸・フィッティング・補正など、全般に渡って多くのご質問を、お待ちしております。   お楽しみに!

(お問い合わせ先) 杉山一郎  Eメール cocoro.09.11@m01.fitcall.net