最終の想い

月例会の毎月実行が、当初からの目的でした。現在4月〜7月まで、毎月実行が叶っています。一部(am10:00〜pm1:00)二部(pm2:00〜pm5:00)、そして役員会(pm5:00〜pm6:00)が、月例会一日のスケジュールです。大阪洋服同志会の行事は、他にも、三都四国連絡協議会、関西の他団体とのお付き合いがあります。私が会長になる前は、技術と会計を受け持っていました。副会長として「会運営はこうあるべきだ!」と意見を言い続けていました。昨年、会長になってしまい、これまでの想いを実行に移さなければ「何だ、口だけか」となってしまいます。新米会長の指針は「①技術重視 ②コミュニケーション ③後継者育成」を掲げましたが、いざ、実行しようと思ってもリスクが伴う事に気付きました。月例会を毎月実施するには、会館使用料が大きな壁となりました。初めての試みですが、月例会は有料としました。他団体とのお付き合いの上では、あってはならない事でした(他団体は無料)。経済的問題もありますが、有料にする事で、勉強をしたい人だけが集う例会にしたかったのです。19ヶ月経った今も、想いを共有できる技術者の皆さんにご参加いただいております。遠い香川県高松から広島から、そして近畿の府県から集って頂きました。今年は、実習の内容のためか、ご参加いただく皆さんの顔ぶれも限られるようになりましたが、有言実行、新米会長突っ走ります。
しかし、私の会長任期は、二年間です。二年間でやり切る事を目標に、日々活動してきました。つまり、7月からは、結果を示す期間になります。二年間の月例会内容(技術重視)、会員の皆さんや他団体との交流(コミュニケーション)
技術伝承・技能検定問題(後継者育成)、大きな課題と直面しましたが、思う事は、ただ一つ「会長って偉いんだ」と言う事でした。
周りの皆さんの応援で、沢山の活動が出来ました。個人では、絶対に叶わぬ事でした。活動の結果は、二年間で表れないでしょう。これからの試みとして、補佐会を提案しています。未来志向で補佐会が、これからの会運営にどんどん提案を出して頂きます。
大変抽象的な表現ですが、三つの指針の集大成が「補佐会」発足です。大阪洋服同志会の歴史(平成29年百周年)を受け継ぎ、若い情熱のリードで技術継承を考える。当然、私の役目は、補佐会を補佐する事です。
世界と競える技術集団が、目標です。
私の役目はただ一つ、新しい芽を摘まない事です。ガラパゴス職人の、技能を伝える事です。