仕事・・・。
私は、仕事は、黙々と針を進めたいと思います。
水引きです。
ミシン糸を糸幅ずつ横にずらしながら、巻いてゆきます。
衿穴の芯になるのですが、黙々とやるしかないのです。若い時の衿穴は、ピカッ!と光っていました。アップで撮りましたが、私の目には見えないのです。カンで、穴かがりをしています。
昨日は、朝から晩まで降っていました。
今日は、月例会の準備をしました。当然、我慢の作業をしました。下(裾)から上へ、シツケ絡げをしました。
一本のシツケ糸で、絡げます。(継ぎ足さないと言う事です)
上から下へ絡げました。絡げるのは、上から下が、絡げやすいと思いました。
今の端絡げは、ロックミシンが主流です。私が何故に手絡げなのかというと、ロックミシンが無いのは負け惜しみではありません。
①非常に良い(手絡げ) ②良い(ジグザグミシン) ③嫌い(ロックミシン)と、なります。
なので、こんな作業も苦にならないのです。端絡げの役目は、解れを防ぐそれだけです。
自己満足に過ぎない作業ですが、手作業の良さが認められる日もくると信じています。
信じるだけでは、伝わらない事も分かっています。でも、洋服職人には、自分を信じ努力を続けるだけが、能力のようです。
そう考えると、講習会で伝える努力が空しくなります。
若い人達は、付加価値に変え、世に認められる手段にして豊かになってください。
我慢だけでは、駄目です。