「生きる」(パーフェクト)

老眼も二年を過ぎると、目がぼやけてきます。仕事帰りに、メガネ売り場に寄りました。レンズを合わせると、ぼけていた目が、はっきり見えるようになりました。一週間後には、そうなります。

来月の月例会DVD・・・作らねばなりません。これも、私の能力を超えた作業です。  息子へ「お願いね!」

「生きる」(パーフェクト)

私は、自分に出来る事だけを必死に努めるだけです。自分の能力を超える事は、お断りします。これまでの体験から、自分で決めています。私に出来ない事は、専門家にお願いしています。そして、その理論を尊重します。私を助けて頂く方々がいます。感謝を忘れず乗り切ります。私は、縫製の専門家です。専門家でもパーフェクトではありません。だから、今も修業中です。自分の技能に自信などありません。パターンを見て体形を想像し、素材を触って性質を読み、恐る々の手仕事です。毎回が発見です。同じ作業も、飽きる事はありません。私は、一着縫いの職人ですから、お客様のお顔が瞼に浮かびます。心を込めて縫い上げる事だけが、私の努めです。こんな楽しい仕事、他にはありません。当然、楽しいと思えるようになるまでは、苦労が伴います。手仕事の「ものづくり」は、自分が正直に現れます。製図も同じ事、点と線にも全てに意味があります。キャドの線に頼るなら、勉強する手段も変わります。製図あっての縫製、縫製あっての製図です。意味を知る事が大事です。文明の力は、手段に過ぎません。考える事が出来るのは、人間の特権です。
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