分業作業の見事さです。(ブリオーニ)

http://blogs.yahoo.co.jp/arutizan2010/10592855.html


今日は、素敵なコートを、見せていただきました。

お客様が、イタリーで買ってきた、ブリオーニのコートです。

袖丈をツメる、ご依頼ですが、4cmもツメるので、袖セッパを、かがり直すことになります。

お客様の依頼は、大切なコートだから、幾ら代金を支払っても良いので、「とにかく、綺麗に!」直してほしいと、ご要望です。(私の、出番ではない)(無理です)


手穴が、とても綺麗です。  足が短く揃って、見事です。


裏ポケットの蓋が、両玉の上から出ているのが、不思議です。(日本は、両玉の間から、蓋は出します)


蓋が隠れても、上玉の部分は隠れません。



袖セッパです。(足が揃って綺麗です)(全部ほどいて、セッパも、かがり直しです)
イタリーの穴糸は、一回り細いのです。(百貨店の人が、メーカーさんに、太い穴糸をつくるように、依頼したそうです)(30回かがるのが、25回で終われば、能率的ですよね)

2.5cmの中穴は、110cmの穴糸が必要です。1.8cmの小穴は、70cmの穴糸が必要です。

中穴は、7分で、かがり終えます。 水引の衿穴は、20分でかがり終えます。
(来年2月は、技能グランプリが開催されます)(目安時間を、書いてみました)

袖丈ツメ直しは、私の、明日の仕事です。(逃げられません)(関塚君、助けて〜(^−^))

と、言うことで、マトメには自信のない私ですが、「やりましょう!」

天候不順だった日曜日も、暮れてゆきました。