スーパー190sスーツ (NO2)

治療をすれば、痛い歯も治り快適になります(抜歯ですから、治ったのではなく消えたのですね)。
完治ではないので、何度かの通院は必要ですが、痛みが消えるのは、ありがたい事です。

洋服職人に、本縫いの仕事が入るのも有難い事です。

「水を得た魚」です。
一昨日、スプレーとアイロンで、伸び縮みを繰り返したスーパー190s・・・

一昨日は、仮り縫いが終わって、解き、アイロンをすると、70cmのパーツが2cm縮みました。

さて、今日は、生地の熱は冷め、0.8cm位の縮みまで、戻っています。
もう、アイロンは出来ません。

跡は、指先で揉みほぐします(私流です)。
0.3cmほど戻り、最初の寸法より、0.5cm位が縮んだことになります。

生地の性質を、つかむ大切な手間です。

生地にパターンを写し、各パーツにキリビを打ちます。

まだ、ドミニク・フランスの裏地が揃っていませんので、今日は芯づくりをします。

芯も当社のオリジナルですが、ルイスミシンは全部ほどき、各パーツを水に浸し、自然乾燥させます。(これも一昨日の、仕事です)

その後、地の目を正します。

フロントに合わせ、断ちます。

パーツをセットし、ハ刺しします。

返り線を締め、テープを貼ります。

今日の仕事時間が、終わりました。

水を得た魚!は、元気に帰ります。

「職人は楽しい!」と言えるのは、やはり「本縫い」があってこそ・・・