大阪洋服同志会秋期懇親会 (NO2)

今年は、何時もご参加いただくメンバーが4人少なく淋しくはなりましたが、1人新たにご参加いただき、今年は9人が参加メンバーです。

さぁ、懇親会で盛り上がりましょう!!

「乾杯!」の後は、とにかく、海の幸山の幸へ・・・言葉もなく・・・


鯵の焼き物も、新鮮で熱々で、「お〜いしい!」


大阪の重心、青木先生と廣江役員です。


先輩!今日の料理、いかがですか?


いろんな話題が、弾みます!!


会席膳・鍋物・焼き物・吸物・ご飯にデザート・・・ビールが入って、私のお腹は、張ち切れそうです。



私が、心に残った話は、戦後間もない時代の話です。

今年の洋服組合・夏期講習会で、ズボンの講師は同志会会長の弟さんです。足が不自由ですが、弟さんに障害があるのは、子供のころ用事の帰り道、橋の上から川に落ち骨折したそうです。戦後間もないころは、近くに医者がいないため、骨折の処置が悪かったのが障害として残ったそうです。
(私の骨折は、2カ月間も安静に療養させていただき、ありがたく幸せです。)

ある方のお身内(叔父さん)は、顔が歪んでいたそうです。子供のころから歪んだ顔を見ていたので、当たり前としてそれ以上のことは、考えなかったそうです。
ある日、原因を知ったそうです。
叔父さんが子供のころ、お母さんに頼まれ、柿の実を取るために、木に登り木から落ちそうです。(昔から柿の木は、枝が脆いと聞いています)
顔の歪みは、その時の怪我の後遺症だったそうです。お母さんは、近くに医者がいないため、獣医に診てもらったそうです。お母さんは、どんなに後悔して慌てたことでしょうか。

私の叔父も、顔が歪んでいました。
私も、叔父の歪んでいる顔を、当たり前として見ていました。
ある日、叔母から、聞きました。
(叔母)「兄の顔は、綺麗だったのに、少年兵として出兵して帰ってきたときは、顔が歪んでいたのよ」(上官に殴られたそうです。)
私が、叔母にその話を聞いた時、叔父はこの世の人ではありませんでした。
叔父から、戦争の話を聞いた事は一切ありませんでした。
私の父も、出兵しています。
父も、64歳で亡くなりました。

私は、ご先祖様が命を懸けて守っていただいた、日本人を誇りに思います。


現代は、毎年3万人の自殺者がいるそうです。自分から命を絶つ行為は、人間だけが出来る尊い行為だそうです。

戦後間もない時代は、命が助かればそれで良しとしていた、時代がありました。
モノが溢れる時代に、3万人の自殺者は悲しすぎます。
人間の尊い行為は、生きるための行為ではないのでしょうか。生きる努力ではないでしょうか。生きる知恵ではないでしょうか。

生きる努力と知恵を出す行為は、全てを無くした敗戦国に、生き残った命への感謝では、なかったでしょうか。

「命」に「感謝」

人生先輩の、お話を伺い「尊い命」を、考えさせられました。