T先輩 眉山先生 ありがとうございます。

T先輩から、貴重なご意見をいただきました。

先日、ハ刺しについて書きましたが、付け加えることがあると、お電話いただきました。

「手ハ刺し」と「機械ハ刺し」の違いに、機械が構造上どうしても、クリアー出来ないことがある。

「ズレ」からくる「ネジレ」は、微妙であっても、手ハ刺しとは違う結果が表れます。

「手」と「機械構造」の違いは、「指先」と「送り金」の、違いです。

指先の微妙な感覚は、手ハ刺し一針一針が、柔らかいラペルのカールとなります。

機械ハ刺しは、送り金の影響で、送り分のズレから、上前・下前に違いが表れます。

当然、微妙ですが、使い捨てのジャケットではなく、心を込める仕立てには、微妙を大切に、
少しでも良い服をと、勉強する者には、手抜きは出来ないのです。

T先輩も、今は悠々自適のお方ですが、ブログを見ていただき、心はまだまだ、現役職人です。

T先輩、ありがとうございます。





コメント(2)
アイエスさん・・・ハ刺しは手が良い点はありますが。

マシーンは必ずしも良くないと考えるのは早計ですよ。
今は上前と下前用に分かれていた、常に上から下へハ刺しするのです。

ですから、二台のマシーンがあるのです、そしてセットするのは
人間ですが、後はオートメーションになっているのです。
老婆心ながら参考までに ☆ポチ♪
2012/6/15(金) 午後 1:40




眉山先生・・・ありがとうございます。

T先輩も、今のマシーンは良くなっていると言っていました。

マシーンは、どんどん改良され、手仕事に近づいてきますね。(むしろ、スピードや綺麗な仕上がりは超えているでしょうね)

手仕事の職人さんは、どんどん高齢化が進んでいます。

そこに、若い人たちが、ものづくりに興味を持ち集まってきます。

私たちが勉強してきた、「仕立て」を、ものづくりとして若者が、受け継いでも、マシーンと手仕事の区別が出来ないのであれば、若い人の職業としては、成り立ちません。

一つの提案として、同志会の夏期講習会で、作品を発表しようと思います。

眉山先生、どうか辛口のご批評を、お願いいたします。

若い人達のためにも、ご助言を、お願いいたします。
2012/6/16(土) 午前 0:23