「宝」
私は、長年古本屋に足を運びました。
買った古本は、私の宝です。
その本が、前兆も無く崩れ落ちました。(妻が通りすぎた後でした)
「ホッ!」
この本の塊が妻の上にに落ちていたら、宝物を憎まないといけないところでした。
(新書なら、どれも2千円前後だから一冊でも重いのです)
「ディオールの世界」 川島ルミ子 (集英社)
「イギリスの職人たち」 浅岡敬史 (東京書籍)
「お金とモノから解放されるイギリスの知恵」 井形麗子 (大和書房)
「手仕事百態」 文/加藤秀俊 写真/白崎俊次 (淡交新社)
「白洲正子を読む」 白洲正子の「ごめんなさい」の本 (求龍堂)
他、20冊くらいが「ドサッ!!」
当たっていたら凶器です。(本当に幸運でした)
宝のままに、本の置き場所を変えます。
その中の一冊に、面白い内容がありました。
浅岡敬史さんは1950年、函館生まれ。日本写真家協会会員。
撮影旅行が専門のようですが、縫製工程を見ていると良く取材されていると感心しました。
昨日のお台場の話題であったように、⑰工程の後に「裏地を表地に留める」とありました。
ロンドンでは裏地を最後につけるのが、常識のようですね。お台場も付いているのが常識なのでしょうね。
もう一つ面白いロンドンの常識が記されていました。
イタリーの職人も、机の上に座り膝の上で作業しているのを、テレビで見たことがありますが、膝の上で立体に作業が出来ると聞いたようにも思います。
どちらが正しいのでしょうか。
私も立体縫製を目指す者ですが、机に座ろうとは思いません。
最後に、
私の言葉は、必要がありません。
古本に、古き良き時代を見習いたいと思います。