悪い頭で考えています。(八月の講習会の準備です)

近頃、八月の講習会内容の具体化に頭悩ませています。休みの日時間があると
パソコンを開き、キーボードをポンポンたたいています。
遊びに見えますが、これでも悩んでいるのです。

「ものづくり」が一つのテーマですが、作っても「作り手の想い」が消費者に伝わらなければ、意味はない。
つまり、良いものを作るために勉強しても意味は無いのです。

伝える役目は販売者だったのですが・・・。

しかし作り手側から言えば、販売者は生産者に対し売れる物を作る事を要求してきたのです。(販売者は良いものを売る努力も必要ではなかったのか)

これは価格破壊から始まり現状に至っています。

大量生産の成れの果て
日本で一年間に100万トンの衣類が、ゴミとして捨てられています。

安く良品を大量に生産できる技術発展は素晴らしいことですが、一方で技能生産が
世の中から消え去ろうとしています。

技能生産は、感・クセ・コツ、手間隙の必要な人間の感性で生産されます。

販売者は大量生産に偏りすぎた為に、価格競争サービス合戦に明け暮れたのです。

もう技能生産が復活することは出来ないのでしょうか。

それが 大阪洋服同志会・夏期講習会のテーマなのです。

「仕立て屋入門」でも、Mさんとの交流が始まりました。Mさんは若い、私は60歳、
どちらも技能ものづくりの交流なのです。

技能復活は可能だと信じて、試行錯誤しています。

生産者から販売者へ消費者へアピールします。

命のあるものづくり、心あるものづくりは命を宿すのです。

お客様に大切にしていただける 「もの」 これは生産者と販売者が心一つにしない限り、お客様には伝わらないと思います。

8月当日までにどこまで準備が出来ます事か、「ものづくりの心」 「実技・私の理論を元に縫う」の、段取りいたします。