「題名のないテーマ(意味不明)」

カスタム・パターン・テクノ・イージー そして、ス・ミズーラ・・・、それぞれが、消費者からは、オーダー(注文服)と認識されています。



販売員も、どこまで意識して携わる商品を、お客様へお勧めしているのだろうと思う。



それぞれに特徴があり、メリットもデメリットもある。メリット・デメリットを消費者へ伝える事で、お客様の一番求めている商品が見えてくると思うのだが・・・。



ある意味では、特徴をあやふやにして、メリットをアピールすることで、お客様の好印象を得るための、商売の知恵なのかも知れない。



それが「良いものを安く」となっていくのだと、私は、思ってしまう。



カスタム・オーダーとイージー・オーダーの違いは、仮縫いの「あり」「なし」ですと説明されて、高額のイージーオーダーも売れているのが現実です。



今では、洋服職人の高齢化(70歳が平均年齢)が、オーダー業界も、流れ作業の工場生産にならざるを得ないと考えられています。



私は、異議あり!ですし、名称の違いには、生産工程の違いもあれば、文化の違いもあると、私は、思っています。



私が携わる、カスタム・オーダーは、「ムリ」「ムダ」「ムラ」のある、大変な非効率生産法なのです。お客様から、「かゆい所に手が届く」と、気の効いたお言葉をいただくには、2着3着ご注文されて、少しずつ馴染む服がつくられいきます。



西部技団の作品とは、あまり関係のない話のようですが、私の作品のテーマを決める時、「どんな作品にするのか」の前に、カスタム・オーダーとは??を、考えてしまいました。



お客様も、オーダー名称の違いがお分かりでは無いと、思っています。



私たちが、当たり前のように、お客様からご注文をいただき、工程を経て仕上がる服を、そのまま作品テーマにしようと考えました。作品が仕上がるまでの「ムリ」「ムダ」「ムラ」の生産工程をブログで公開し、見て頂く皆様に、一つ一つの工程が、付加価値として認めて頂けるなら、大きな成果だと考えました。



「題名のないテーマ」(意味不明)



モデルになっていただいた中さんも、京都テーラーの二代目さんで、スタイルもユニークだし、楽しいセミナーになりそうです。(スタイルもユニークなんて失礼表現ですが、ちょっと楽しい雰囲気を持った先輩なのです)(^−^)



さてさて、夜なべ作業で形にした仮縫いですが、着せ付けと相成りました。



ピン打ちも多く、先生 「これでは、人様にお見せする服には、ならんな!」



ショック!!



再仮縫いと、相成りました。



「ムリ」「ムダ」「ムラ」・・・「付加価値」。 言うは易いが、行うは難し、でした。(T_T).